『ボーイズ・ミーツ・ワールド』が言う「あいつ」の話

『ボーイズ・ミーツ・ワールド』

「暇潰しに歌ってるあいつにすら勝てなくなった気がしてて

なんか今日は君が憎い

なのになんか君が欲しいの、なんでだ」

を聞いたとき、自分の中でなぜか当たり前のように「あ、あの人のこと歌ってるんだ」って思った人物がいて。BMW(ボーイズミーツワールド)の主人公の友達だったんだな、あの人、って。

歌詞を書いたはっとりさんはそんなこと思ってないだろうし、私の中でそういう設定になってるだけなんだけど、あらためて歌詞を見ると やっぱりあの2人は友達でいてほしいなって思ったので書きます。笑

BMWの主人公が「あいつ」と呼ぶ友達、私の中ではhopeの主人公です。

なかよしな2人だけど、BMWは「ごめんな、まだ夢があんだ」って夢に向かって戦いに行き、hopeは「なぜだろう、変われない」って平凡な毎日を消化する日々。

BMWは、夢を前に打ちのめされながら「逃げたくなってる今の自分はあいつ(hope)にすら勝てない気がする」と半ば八つ当たり気味に思いながらも、本当はhopeに愚痴を聞いてもらったりしたい、大切な存在。hopeはいつも冷静で余裕がある。自分みたいに必死にならなくても、きっとうまく事をこなしていく。憎くて羨ましくて、大切な友達だ。

hopeは、会いたい時に会えりゃいいよと言って遠く離れていったBMWが夢を追う姿に対して、何も変われない自分を比べてしまう。きっと自分を肯定する嘘もいくつかついた。BMWが何気なく言ってくれた「大丈夫」の言葉をお守りにして毎日を消化する。BMWはすごい。夢があって。行動に移して。「口癖まねしても 君にはなれないや」

僕らは結局 それぞれだったよね。だけど、離れていても、手は繋いでいたいのだ。大切な存在なのだ。

「さよならばかりの日々の中」で、2人はそれぞれを進んで、もうこの先連絡も取らなくなるかもしれないし、「さよならばかりの日々の中」でも、2人は大切な友人としてずっと繋がり続けるかもしれない。

夢がある人がうらやましい私は、今のところhope側の人間かなぁ。

勇気が出る曲、励まされる曲、応援ソング、素晴らしい曲はたくさん知ってるのに、自分に活かせなくて本当に悔しい。全力で頑張りたい！ぜったいに叶えたい！という夢が欲しいけど、私は何がしたいんだろ。と思ってばっかり。

でも、そういう人間にもマカロニえんぴつは効きますね。hopeの気持ち、わかる。ありがたい。

勝手な妄想解釈でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました＾＾